米国、ウクライナへの12億ドルの安全保障支援を発表

ロシアが無人機、ロケット弾、地対空ミサイルでウクライナを攻撃し続ける中、米国は防空体制をさらに強化するため、ウクライナにさらに12億ドルの長期軍事援助を提供すると国防総省が火曜日に発表した。

国防総省は発表文で、この援助パッケージはウクライナ安全保障支援イニシアチブに基づいて提供されると述べた。 国防総省の在庫から頻繁にウクライナに送られる米国の装備、武器、弾薬とは異なり、迅速に配送できるため、この資金はウクライナの将来の安全保障のニーズを確保するために今後数か月、場合によっては数年にわたって費やされることになる。

「このUSAIパッケージは、防空システムや弾薬などの重要な短期的能力を投入することで、ウクライナの最も緊急な要求を満たす米国の継続的なコミットメントを強調するものであると同時に、領土を防衛しロシアの侵略を阻止するウクライナ軍の能力を構築する」長期的には」とリリースには記載されている。 「これには、ウクライナが手持ちのシステムと装備をより適切に維持できるようにするための追加の155mm砲弾と維持支援のコミットメントが含まれます。」

この支援イニシアチブでは、ホークの防空システム、防空弾薬、防空用ドローンに資金が提供される。 国防総省によると、大砲、ロケット弾、衛星画像支援のほか、さまざまなシステムの継続的なメンテナンスやスペアパーツの資金も購入する予定だという。

国防総省は声明で「米国は同盟国やパートナー国と協力し続け、当面の戦場でのニーズや長期的な安全保障支援要件を満たす能力をウクライナに提供していく」と述べた。

このパッケージを含め、2022年2月のロシア侵攻以来、米国はウクライナに370億ドル近くの軍事援助を提供してきた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は木曜日、ジョー・バイデン大統領とアメリカ国民の支援に感謝の意を表明した。

ゼレンシキー大統領はツイッターで「ヨーロッパの日と第二次世界大戦でのナチズムに対する勝利の日という、われわれにとって象徴的な日に示された（ウクライナとの）連帯のしるしに感謝する」と述べた。 「新たな勝利に向けて力を合わせて進みます！」

🇺🇦に12億ドルの強力な防衛支援パッケージを提供してくれた@POTUSと🇺🇸の人々に感謝します。 私たちは、ヨーロッパの日と第二次世界大戦でのナチズムに対する勝利の日という、私たちにとって象徴的な日に示された🇺🇦との連帯のしるしに感謝します。 共に新たな勝利に向かって進んでいきます！

この決定は、ウクライナが防空が永続的な問題としてロシア軍に対する春季攻撃を開始する準備をしている中で行われた。

ロシアによる最近の夜間攻撃で、ウクライナの防空部隊がキエフ上空でイラン製無人機35機を撃墜したと当局者が月曜日に発表した。 キエフ西部のスヴャトシンスキー地区にある2階建てアパートにドローンの残骸が衝突し、近くに駐車していた車に他の破片が衝突して炎上した、とキエフ市長のヴィタリ・クリチコ氏は電報で述べた。

ウクライナ国防省は、ロシアによるウクライナ北部、南部、東部の127の標的への砲撃により民間人3人が死亡したと発表した。

ウクライナ侵攻による経済制裁とサプライチェーンの制限に直面しているロシアは、火力強化のために定期的にイランのシャヘド無人機に頼っている。 そして、より緊急の軍事兵器や支援を含む米国の援助パッケージには、ドローンを撃墜するなどのシステムが含まれている。